Skip to main content.

財団のストーリー

偶然のエンジニア

ジェームズ ダイソンは孤独を恐れず、常に人とは違うやり方を選んできました。学校でアートと古典文学を学んだ後、英国王立美術大学(RCA)で家具デザインを専攻しました。しかし結果として家具作りではなく、エンジニアリングの道を見つけました。彼の情熱はそこにあったのです。

「学校では科学の公式とは関係のない、アートを選択しました。デザインエンジニアリングのように、2つの領域を組み合わせた選択肢がなかったのです。私は偶然にもエンジニアリングと出会い、より良く機能するモノを創りたいのだと確信しました。」

チーフエンジニア ジェームズ ダイソン

不満と再適用

より良い方法がある

1978年に購入した当時最新型の掃除機に不満を感じたジェームズはあるアイデアを思いつきます。地元の製材所でサイクロン技術を使って木くずと空気を分離していることに気づきました。これを掃除機に応用できないだろうか。ジェームズは掃除機から目詰まりをしているバッグ部分を外し、段ボールで作ったサイクロンのプロトタイプを取り付けました。するとうまくいったのです。

This is the amount of countries that Dyson covers over the globe.

完璧を求め忍耐強く

5,127の試作品

ジェームズは何かすごいものを生みだせそうだと感じていましたが、そのアイデアを完璧なものにするには時間が必要でした。5年の歳月、5,127の試作品を経て、世界初となる紙バッグを必要としない、掃除機DC01を完成させました。

現在

ダイソンはグローバルなテクノロジーカンパニ―です

その後20年間で急成長を遂げました。ダイソンは、1つのアイデアを着想した1人の会社から、従業員7,000人超のグローバルテクノロジーカンパニ―へと成長しました。うち3,000人以上がエンジニアです。音響、ロボティクス、ソフトウェア、エレクトロニクスなどの専門家が協力し、他者が見逃す問題を解決するために多様なスキルを活用しています。

エンジニアリングの明日

ジェームズダイソン財団

英国では毎年69,000人のエンジニアが不足しています。英国経済にとって2022年以降毎年270億ポンドの損失となる可能性があります。 より多くのエンジニアが必要なのです。

あやうくエンジニアというキャリアを見過ごしていたジェームズ自身のように、若者がエンジニアになる機会を逃してはいけないという強い思いから、ジェームズは2002年にジェームズダイソン財団を設立しました。

財団では、エンジニアリングにもたれがちな誤った認識や、エンジニア不足といった課題に挑むことを目的にしています。

Two young girls doing an engineer challenge.

想いを世界へ

グローバル規模での挑戦

エンジニアに対する需要は英国に限ったことではありません、どの国でも必要です。ジェームズダイソン財団は米国、そして日本に事務局を開設しました。また財団では若者のエンジニアリングキャリアを後押しするために、25か国で支援活動を行っています。

A young engineer in practice.

次世代の育成

The Dyson Instituteの設立

ジェームズは長きにわたって続けてきた財団の活動をもとに、新たなチャレンジに挑むことを決めました。

ダイソン インスティテュート オブ エンジニアリング&テクノロジーは、次世代のエンジニアリングリーダー人材を育成する高等教育機関です。

当教育機関は学生がダイソンの研究デザイン開発部門(RDD)で実際にエンジニアリングの仕事をしながら、エンジニアリングの学位を取得するものです。 学生は入学した、その日からダイソンのエンジニアなのです。

NEXT

技術教育支援

詳細はこちら