先駆者たち

コンコルド

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コンコルドは世界初の超音速旅客機であり、数少ない国際共同事業の成功例のひとつです。米ソの宇宙開発競争に対抗したいという英仏の願いから、ブリティッシュ・エアクラフト・コーポレーションとシュド・アビアシオンが1969年にコンコルドを完成させました。同機は仏英両国のエンジニアリングの円満な和解を象徴するものであり、それは調和、団結、合意を意味するその名前にも反映されています。
コンコルドはニューヨーク~ロンドン間を最速で3時間足らずで結び、日常的に音速の2倍の速度で飛行していました。その成功の要因は、その速さのみならず美しさの中にもあります。コンコルドのデルタ翼と鋭い形状の機首部分は、視界の問題を解決すると同時に性能を向上させるものでした。最適な燃料消費のため巡航速度マッハ2で飛行し、機体の大部分がアルミ製のために従来的な工法でも軽量さを保っています。5万6,000フィートという巡航高度は他のあらゆる民間輸送機よりも高く、大西洋上に専用の航路を有していました。

現在、1機のコンコルドがその役目を終えたのち、ダイソン本社にほど近いブリストル郊外の飛行場で静かな時間を過ごしています。