先駆者たち

シトロエンDS

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イタリア人彫刻家のフラミニオ ベルトーニとフランス人航空エンジニアのアンドレ ルフェーブルによって1955年にデザインされたシトロエンDSは、フランスにおけるエンジニアリングのアイコン的存在です。フランス語で発音される際の「デエス(déesse)」は女神を意味し、フロントから後方部分までを滑らかに結ぶその魅力的な外観が、そうした典雅なイメージを際立たせています。しかし、その美しさには独創的なエンジニアリングが秘められており、車高を自動で調整するハイドロニューマチック・サスペンションは世界初のものでした。

シトロエンDSは当時としては驚異的な操作性と乗り心地、そして制動力を備えており、20年間に及ぶその生産期間中、Dシリーズは150万台近くを販売しました。アイコン的なデザインとエンジニアリングの証明として、1999年に行われたコンテスト「カー・オブ・ザ・センチュリー」では第3位に選ばれ、世界で最も影響力のあった車のひとつとして認められたほか、『クラシック&スポーツカー』誌では史上最も美しい車に選ばれています。