先駆者たち / ジェームズ ダイソン財団奨学生

アンソニー

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ジェームズ ダイソン財団奨学生

ノースウェスタン大学シーガルデザイン研究所卒業生

アンソニーは、他の人が問題と認識する部分にチャンスを見出します。これは、偉大なデザインエンジニアが必ず備えていなくてはならない能力です。彼の卒業制作は水の消費に焦点を当てたものでした。当初のアイディアは家庭からの排水の利用法を見つけることが目的で、水の使用量を画像で表示して使用者に示し、それから排水を利用できるようにするというものでした。しかしアンソニーにとって、優れたデザインとはオープンな姿勢と協力によって生まれるものです。使用者への聞き取り調査や紙での試作品製作を経て、リアルタイムで水使用量を表示し、使用習慣の改善を促すものへと進化させることができました。

彼は2012年、ノースウェスタン大学のシーガルデザイン研究所在学時にジェームズ ダイソン財団の奨学金を得ました。「奨学金を得たことによって、正しい道を歩んでいるという自信と情熱が深まりました。自分のビジョンを粘り強く追求すれば、必ず良い結果につながるということを教えられたのです」とアンソニーは語ります。

順調に正しい道を歩むアンソニーですが、たとえ彼のデザインであるマイウォーター(My Water)が成功を収めなかったとしても、彼はエンジニアリングに打ち込み続けるでしょう。なぜなら、マイウォーターによって多くの可能性への扉が開かれたからです。アンソニーは次のように語っています。「自分で学び取った能力は何物にも代えがたい貴重なものです。それは多くの分野に進出していくための基礎を与えてくれるのです」。