ジェームズ ダイソン
英国「メリット勲章」を受章

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20151231日、ダイソン創業者兼チーフエンジニアのジェームズ ダイソンは、インダストリアルデザイン分野への貢献と功績を称えられ、英国の「メリット勲章(Order of Merit)」を受章しました。メリット勲章は、芸術、学問、文学、科学の分野で功績のあった個人に英国君主より授与されるものです。今回の受章は、2006年に授与されたナイトの称号に次いで2度目のものとなります。

ジェームズ ダイソンは受章について、次のように述べています。「エリザベス女王陛下より、この卓越した受章者の一員として名を連ねる名誉を賜り、大変光栄に思います。私自身にとって創造性に富んだ優秀なエンジニアや科学者とともに日々研究開発に勤しんでこられたことは、幸運なことです。今回の受章は、私自身のみで成し遂げたものだけでなく、彼らの努力を称えるものでもあります。エンジニアリングや科学で我が国に貢献し得るという信念を胸に、今後も革新的なテクノロジーの研究開発に取り組んでいく所存です」

 

これまで195名が「メリット勲章」を受章し、英国人では元首相のウィンストン・チャーチル氏やフローレンス・ナイチンゲール氏、航空機設計技師のジェフリー・デハビランド氏などが挙げられ、外国人叙勲受章者には、東郷 平八郎氏、マザー・テレサ氏、ネルソン・マンデラ氏、ドワイト・アイゼンハワー氏などがいます。また、現存する同勲章保持者は、24名の英国人と、少数の外国人に限られていて、ブロードキャスターのデイビッド・アッテンボロー氏、事業家のジェイコブ・ロスチャイルド氏、英国王立工学アカデミーのアン・ダウリング氏などが名を連ねています。

 

ジェームズ ダイソンの略歴

  • 194752日、英国ノーフォーク生まれ
  • 王立美術大学 (Royal College of Art ) にて、インダストリアルデザインとエンジニアリングを学ぶ
  • RCAに在学中の1970年、エンジニアリング会社、ロトーク (Rotork) 社に入社
  • 吸引力が衰えず紙パックを使用しない画期的なデュアルサイクロンテクノロジーの開発に従事。5,000台以上もの試作品を制作の末、1986年に同テクノロジーを搭載した世界初の掃除機「G-Force」を開発
  • 1993年、英国ダイソン社を設立。初号機DC01を発売し、発売からわずか1年半で英国のベストセラー掃除機となる
  • その後、独自のデジタルモーターを自社開発。2006年にはダイソンエアブレード・ハンドドライヤーを、2009年にはエアマルチプライアーを発表するなど、画期的な製品を世に送り出し、ダイソン社は現在、世界50カ国で製品展開するまでに成長
  • 2002年には、デザイン、エンジニアリング分野への教育支援や、医療、科学研究への支援を実施すべく、ジェームズダイソン財団を設立
  • 2006年には、画期的な掃除機を世界に広めたビジネスの功績が称えられ、エリザベス女王からナイトの称号を授与
  • 2010年には、バースロイヤルユナイテッドホスピタルに対し、新生児医療のためのダイソンセンター建設のため、50万ポンドを寄付
  • デザイン、エンジニアリングを専攻する学生に対する国際的な支援として、世界23カ国において「ジェームズダイソンアワード」を開催